エネルギー消費は3.3%減 令和4年度総合統計-エネ庁

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資源エネルギー庁は、令和4年度の総合エネルギー統計確報を作成し、エネルギー需給実績として取りまとめ発表した。最終エネルギー消費は前年度比3.3%減。うち石炭が8.4%減、都市ガスが2.8%減、石油が2.5%減、電力が2.3%減であった。

企業・事業所他部門は製造業の生産活動縮小や暖冬等により減少、家庭部門も減少、運輸部門は旅客輸送の回復により唯一増加し2年連続で前年を上回った。一次エネルギー国内供給は前年度比2.1%減。化石燃料が1.9%減の一方、再生可能エネルギーは10年連続で増加。化石燃料では、石油が2.1%減のほか、石炭、天然ガス・都市ガス等1.5%から2.0%程度減。原子力の20.8%減の影響が大きく、再生可能エネルギーは太陽光発電がけん引し3.4%増。エネルギー自給率は、前年度比0.7%減となる12.6%。

CO2排出量は、前年度比2.3%減、2013年度比22.0%減となり、1990年度以降で最少。CO2は、リーマンショック後の経済回復や東日本大震災後の原発稼働停止等の影響で、2013年度まで4年連続増加したが、その後のエネルギー消費減、再エネや原発再稼働で減少傾向。企業・事業所他は前年度比4.9%減、家庭1.4%減の一方、運輸は3.9%増となった。

■参考:資源エネルギー庁|令和4年度(2022年度)エネルギー需給実績を取りまとめました(確報) |

https://www.meti.go.jp/press/2024/04/20240412001/20240412001.html