20代の7割、SBで起業希望 日本政策金融公庫が意識調査

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日本政策金融公庫は、社会的課題の解決に取り組む若年起業家を中心にソーシャルビジネス(SB)関連融資の実績が増加していることを踏まえ、起業を予定している層を対象に、SBに関する起業意識の実態を把握するための調査を実施した。調査結果によると、起業を予定している人たち全体の67.0%が「SBで起業したい」と回答、年代別では20代が69.8%とほぼ7割を占めていることが分かった。

今回の調査は、全国の20~69歳を対象に昨年11月、インターネットによるアンケート方式で実施した。回収した件数は「1~10年以内に起業を予定している」が309件、「起業時期は未定」が721件の計1030件だった。

20代以外では、SBで起業したいと回答したのは50代が70.6%と高かった。取り組んでみたい活動分野(3つまでの複数回答)では「子どもの健全育成」(全体の35.1%)、「まちづくりの推進」(34.8%)、高齢者支援、障がい者支援を含む「保健、医療、福祉の増進」(30.7%)が上位を占めた。

SBによる起業に関心を持ったきっかけをみると、「地域や社会の役に立っているという実感を得たいから」が45.8%と最多で、年代別では20代が53.3%と他の年代より多かった。

■参考:日本政策金融公庫|~起業予定層のソーシャルビジネス(SB)に対する意識調査結果|

https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_240306a.pdf