AI技術を活用した 顧客価値創造へのデジタル化を

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財務省広報誌「ファイナンス」8月号で、『デジタル人材確保に向けて』と題し、経済トレンドとしてコラムを掲載している。

日本で今後DXが進まない場合、最大で約12兆円/年もの経済損失が予測されている。2022年の日本の経済競争力は63か国中29位であり、特にデジタル・技術スキルの競争力は62位。2030年には先端IT人材が45万人不足すると試算されている。新技術が台頭し、DXの方向性や必要な人材像は更新されていくだろうが、そもそもDX人材の評価基準があいまいという(評価基準の有無にいついて日本は米国の約1/5以下)。また、日本のIT導入により、計画的な改善・成果が上がっている企業の割合は30%に満たない。

一方、今年から本格化している生成AIの市場規模は今後5年で13倍に拡大する見通しであり、世界のGDPの7%を押し上げ7億人の雇用を自動化する可能性があるという。米国では「プロンプトエンジニア」(AIの最適解を引き出す指示文の開発等)に高額の募集がかけられている。AIを活用しながら、意思決定の迅速化や、より良い顧客体験の創出に向けたIT導入と人材育成、および労働力の代替が新たなビジネスチャンスの可能性を見出している。

■参考:財務省|『デジタル人材確保に向けて』(財務省広報誌ファイナンス)8月号経済トレンドコラム|

https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202308/202308k.pdf