医療機関サイバーセキュリティ 対策研修を階層別に実施

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厚生労働省はこのほど、「医療機関向けセキュリティ教育支援ポータルサイト」(MIST)を通じて、令和5年度医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修の受付を開始した。従来の(1)経営者向け研修(2)システム・セキュリティ管理者向け研修(3)初学者・医療従事者向け研修に加え、医療機関におけるサイバーセキュリティ対策チェックリストに基づいた立入検査に備える(4)導入研修-立入検査対策コースを新設。階層に分けて実施される。

(1)は、つるぎ町立半田病院、大阪府立病院機構、大阪急性期・総合医療センター等のインシデント事例を基に経営者として必要なサイバーセキュリティの意識と知識について学習。(2)は、現在あるIT資産を活用したセキュリティ対策について学習(AD入門、認証・許可や特権管理の重要など)(3)は、サイバーセキュリティインシデントが身近であることを認識するとともに、自分達で今すぐできる備えなどについて学習。

実施方法については、オンライン研修、e-learning、対面による演習、ワークショップ等を予定。受講対象は、医療機関等(病院、一般診療所、歯科診療所、助産所、薬局、訪問看護ステーション、介護事業者、医療情報連携ネットワーク運営事業者等)。研修はすべて無料。

■参考:厚生労働省|令和5年度医療機関向けサイバーセキュリティ対策研修の受付開始について|

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34764.html