女性管理職割合、平均9.8% 過去最高も1割に届かず

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帝国データバンクは「2023年の女性登用に対する企業の意識調査」結果を発表した。それによると、女性管理職割合の平均は9.8%で、13年の調査開始以降で過去最高を更新した。しかし、前年からの上昇幅は0.4ポイント増にとどまり、1割を下回った。

女性管理職の割合を規模別に見ると、「小規模企業」が平均12.6%で最も高かった。「中小企業」は10.2%、「大企業」は7.5%で、規模が小さい企業ほど女性管理職割合の平均は高い状況が続いている。女性管理職割合の平均を業界別に見ると、「小売」が18.6%でトップ、「不動産」が16.2%で続いている。

政府が目標として掲げている「女性管理職30%」以上となっている企業は9.8 %で、調査開始以降で最高となった。前年比0.3ポイント増となったが、依然として1ケタ台にとどまった。自社の役員(社長を含む)に占める女性の割合は平均13.1%で、前年(12.7%)から0.4ポイント増加し、過去最高となった。一方で、役員が全員男性とする企業は53.0%と依然として半数を超えている。この調査は23年7月18日から31日まで、全国2万7768社を対象に実施、有効回答企業数は1万1265社(回答率40.6%)だった。

■参考:帝国データバンク|女性登用に対する企業の意識調査(2023年)|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p230808.html