2023年3月期決算発表 所要日数は40.2日に短縮

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東京証券取引所は6月7日、2023年3月期決算発表状況の集計結果を公表した。決算発表までの所要日数は40.2日と前年度から0.1日短縮したことがわかった。

決算発表日は5月の第2週に集中し、5月12日(金)には807社(35.4%)が決算発表を行っている。また、決算発表を立会い時間終了前に行った会社は497社(21.8%)と低水準になっているため、東証では立会時間中であるか否かに関わらず、開示が可能となり次第開示を行うよう要請している。

業績予想に関しては、2,183社(95.7%)が開示を行っている。一方、「未定」又は非開示とした会社は97社(4.3%)にとどまっている。理由としては、複合的な要因を挙げる会社が多く、原材料価格の動向などの不確定要素に言及する事例もあった。なお、業績予想の開示方法については、第2四半期予想を取り止め、通期予想のみ開示する会社が1,013社にまで増加している。

そのほか、英文で決算情報を開示した会社は782社と前年に比べ94社増加している。プライム市場上場会社では、678社(54.9%)の会社が開示を行い、このうち72.3%の会社が日本語の決算発表と同時に英文開示を行った。

■参考:東京証券取引所|2023年3月期決算発表状況の集計結果について|

https://www.jpx.co.jp/news/1023/cg27su0000008zga-att/cg27su0000008ziv.pdf