日本食レストラン4千店突破 タイ、コロナで減少数は最多

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日本貿易振興機構(ジェトロ)は2020年のタイの日本食レストラン店舗数の調査結果を発表した。それによると、同レストランの店舗数は前年比12.6%増の4094店で、4000店を突破した。

すし店が大幅に増加したことが主因。一方、新型コロナウイルスの感染拡大による外食自粛の影響で、閉店や休業なども増加。減少数は726店で、07年の調査開始以降最多となった。同調査は9月1日から10月31日まで実施した。

業種別では、前年2位だった「すし」が前年比50.9%増の1038店でトップとなった。前年1位だった料亭や総合和食店などを含む「日本食」は同7.4%増の1015店で2位に順位を下げた。以下、「ラーメン」(同2.1%減の420店)、「すき焼き・しゃぶしゃぶ」(同21.5減の336店)、「居酒屋」(同0.7%増の285店)、「焼肉」(同10.3%増の268店)などが続いている。

地域別で見ると、バンコクが同5.6%増の2105店、地方が同21.0%増の1989店だった。地方店舗数の全体に占める割合は17年の37.3%から20年には48.6%と半分近くに達した。地方のすし店は前年比76.9%増と大幅に伸び、地方店舗数の増加に寄与した。

■参考:ジェトロ|日本食レストラン、過去最多の4,000店舗超え|

https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/12/64aa9a4aa254e924.html