寺田寅彦著『柿の種』(岩波文庫)に、こんな文がある。「大道で手品をやっているところを、そのうしろの家の二階から見下ろしていると、あんまり品玉がよく見え過ぎて、ばからしくて見ていられないそうである。感心して見物している人たちのほうが不思議に見えるそうである。」 続きを読む
寺田寅彦著『柿の種』(岩波文庫)に、こんな文がある。「大道で手品をやっているところを、そのうしろの家の二階から見下ろしていると、あんまり品玉がよく見え過ぎて、ばからしくて見ていられないそうである。感心して見物している人たちのほうが不思議に見えるそうである。」 続きを読む