東京商工リサーチは2023年の「企業のゴールデンウィーク(GW)連休期間」調査を実施、その結果をまとめた。それによると、最も多かったのは5月3日から7日までの5連休で60.6%だった。
規模別では、大企業が61.3%、中小企業が60.5%とほぼ均衡している。5連休に続くのは4連休以下で19.2%。規模別では大企業が13.6%、中小企業が20.0%で、中小企業が6.4ポイント上回った。一方、9連休は11.9%。大企業が17.8%、中小企業は11.0%で、大企業が6.8ポイント上回った。10連休以上は0.8%で、大企業は2.1%、中小企業は0.6%で大企業ほど大型連休を取りやすい環境にあることが明らかになった。
業種別で4連休以下が多いのは「農・林・漁・鉱業」(43.7%)と「小売業」(40.1%)だった。一方、9連休は「製造業」の19.0%で、6連休以上の業種別でも「製造業」が上位に入った。同社は「飲食店や娯楽業など消費者が対象の業種ほど大型連休は書き入れ時で取得が難しく、製造ラインが止まる製造業は大型連休が取りやすい」と話している。同調査は23年4月3日~11日にインターネットによるアンケート調査を実施、有効回答の4307社を集計・分析した。
■参考:東京商工リサーチ|今年の“大型連休”6割の企業が5連休大企業の2%が10連休超、中小企業は2割が4連休以下~ 2023年「企業のゴールデンウィーク連休期間」調査 ~|
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1197612_1527.html