「共助資本主義」で日本再興を 経済同友会が経営者に訴え

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経済同友会はこのほど、「『共助資本主義』~「企業のパーパス」と「共感」を起点とした「アニマル・スピリッツ」の覚醒」~」をまとめ発表した。「失った30年」の長期停滞の原因は、現状維持や横並び主義、短期志向や問題先送り等体質的問題にあるとして、このままでは人材の流出や、税収、経済力の低下、産業の担い手不足により、輸入しようにも物価の高騰で購買力が追い付かず、いずれ国内インフラの維持もできなくなるといった危機感を訴え、経営者の行動力を呼びかけている。

目指すべきモデルは「共助資本主義」として、以下のように掲げる。まずは、経営者への現状維持意識の打破およびアニマル・スピリットの喚起を起点として、ソーシャルセクターとの連携を加えながら、企業による社会課題解決ビジネスで事業成長と投資の好循環サイクルを生み出す。

それらは、企業サイドへの効果として、ビジネスチャンスと企業価値等の向上、イノベーティブな人材が集まる企業へと競争力アップにつながる。また、社会への効果としては、行政の新しい役割定義と民間の役割拡大に発展し、それが経済成長およびWell-beingの実現につながる、としている。同友会は実現への方策を掲げながら、全体スキームのハブ機能を目指す。

■参考:経済同友会|『共助資本主義』~「企業のパーパス」と「共感」を起点とした「アニマル・スピリッツ」の覚醒~|

https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2023/230407t.html