プロジェクト推進におけるコミュニケーションの方法として考えられることは、全体会議とメーリングリストによる情報共有がある。全体会議はフェースtoフェースの意見交換による直接的な現状確認や議論の場として有効である。ただ、スピード化を目標とすると、タイムリーに情報共有するには効果的ではない。メーリングリストは、全員に情報を提供し、情報共有に利便性を発揮するが、詳細な意図を伝えるには難点がある。プロジェクトをスピーディーに推進するためには、この方法をうまく使い分けて効果を上げる必要がある。
プロジェクトで求められることは、常に最新状況を全員で共有することである。そのためには、最新情報を素早く全員に伝達する心がけが必要であり、その都度メーリングリストを利用した情報の発信を行うことが必須である。早期の打ち合わせが必要になる場面が増えるが、まずはメーリングリストを用いて意思を伝達し、情報を共有することが望ましい。その上で全体会議では進捗等の情報共有を前提として、更に詳細の報告や今後の方向性および工程ごとの意思決定の場として活用したい。
タイムリーな情報共有および時系列の記録を残すことで、迅速・適格な判断につながりプロジェクトの効果が発揮される。