「日本でいちばん 大切にしたい会社」大賞決定

LINEで送る
[`yahoo` not found]

労働者を切り捨てるブラック企業がマスコミでも頻繁に取り上げられているが、一方で従業員等を大切にする企業も少なからず存在している。そのような会社では労使間の関係性や業績も良好などというメリットも多いようだ。

人の幸せを重視する経営の実践こそが企業に安定的な好業績をもたらすとする「人を大切にする経営学会」及び「「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞実行委員会」が第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞を決定、公表した。

経済産業大臣賞は株式会社マルト(福島県)、厚生労働大臣賞は株式会社クラロン(福島県)が受賞した。マルトについては、「お客様、従業員、取引先を大切にし、地域社会に貢献する取組み」が評価された。クラロンは障害者雇用に積極的なほか、高齢者・女性雇用にも積極的に取り組んでおり、77歳の女性営業課長が所属するなど顕著な経営方針が評価されたようだ。

中小企業にはそのような取組みは困難という声も聞かれるが、審査委員会特別賞を受賞した9社のほとんどは従業員50人前後の規模だ。また、創業年数もバラついており、新旧の違いもない。問題の本質は会社の置かれた環境ではなく、経営者の姿勢にあることを物語っているようだ。

■参考:厚生労働省|第5回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の受賞者が決定しました|

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000076500.html