帝国データバンクは、「インフレ手当に関する企業の実態アンケート調査」結果を発表した。
それによると、食料品や光熱費などの相次ぐ値上げに対応するため、従業員にインフレ手当を「支給した」企業は6.6%、「支給を予定している」企業は5.7%だった。「支給していないが、検討中」は14.1%で、これらを合わせると26.4%、4社に1社がインフレ手当に取り組んでいる。一方、「支給する予定はない」は63.7%。同調査は11月11日~15日にインターネットで実施、有効回答企業は1248社だった。
インフレ手当の内容については、「一時金」で支払う企業は66.6%。「月額手当」が36.2%だった。一時金の支給額を見ると、「1万円~3万円未満」が27.9%で最も多い。以下、「3万円~5万円未満」と「5万円~10万円未満」が21.9%、「1万円未満」が11.9%、「10万円~15万円未満」が9.1%、「15万円以上」が7.3%。平均支給額は5万3700円。「月額手当」の支給額は「3000円~5000円未満」と「5000円~1万円未満」が30.3%で最も多く、「3000円未満」(26.9%)が続き、1万円未満が全体の9割だった。平均支給額は6500円。
■参考:帝国データバンク|インフレ手当に関する企業の実態アンケート|
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p221106.html