観光庁はこのほど、観光立国推進閣僚会議(主宰:内閣総理大臣)の第17回会合を開催し、「インバウンドの本格的な回復に向けた政策パッケージ」を決定した。
本政策パッケージでは、日本の魅力を全世界に発信する「観光再始動事業(観光庁)」をはじめ、インバウンド消費5兆円超の速やかな達成を目指し、関係省庁の施策も総動員して集中的な取組を実施する予定。以下4つの柱として挙げられている。
(1)特別な体験の提供:世界遺産姫路城の天守閣の限定公開など、全国津々浦々で特別な体験や期間限定の取組の提供を推進
(2)大自然の魅力を活かした新たな体験の提供:アドベンチャーツーリズム(※自然と触れ合うアクティビティ等。2026年に世界で173兆円まで成長と予測)等の新コンテンツ提供を推進。国立公園等の取組、夜間活用の促進など、もう一段深化
(3)イベントをフックとした誘客の促進:観光×アート、スポーツ、テーマパーク関連イベントなどによる全国各地への誘客を促進
(4)戦略的なプロモーション、CIQ(税関、出入国管理、検疫所の略、貿易上必要な手続き・施設)などの受入環境整備:日本の観光の再始動をSNSやテレビCM等も活用して戦略的に発信。CIQ体制の更なる高度化など受入環境整備を推進。
■参考:観光庁|『インバウンドの本格的な回復に向けた政策パッケージ』の決定について|
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000488.html