高年齢者雇用開発コンテスト 厚生労働省が入賞企業を表彰

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厚生労働省では高年齢者雇用の重要性について国民や企業の理解の促進をすすめるために「高年齢者雇用開発コンテスト」を実施している。少子化に伴う労働力人口減少への対応策として、高年齢者の活用は重要な経営課題となっている。

今年度の同コンテストの応募は74編(前年度101編)。厚生労働大臣表彰として最優秀賞1社、優秀賞2社、特別賞3社のほか、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰として優秀賞8社、特別賞16社が選ばれた。74の応募に対して30社がなにかしらの表彰を受けていることを考えれば、応募のしがいがあるとも言えるだろう。

最優秀賞に選ばれたのは岐阜県恵那市の食品製造業法人だ。同社の定年は65歳。継続雇用制度として希望者全員を70歳まで再雇用する。また、一定の条件の下で70歳以降も年齢の定めなく再雇用している。65歳定年後は本人の希望に合わせて「所定労働日数又は所定労働時間が少ない勤務」の選択が可能なほか、パート社員については役務遂行レベルを定義したクラス制度、人事評価制度、時給制度を実施し、年2回の昇給を行うことで、パート社員の戦力化と定着を促進している。なお、同社における現在の最高年齢者は79歳だ。

■参考:(独法)高齢・障害・求職者雇用支援機構|高年齢者活躍企業コンテスト|

https://www.jeed.go.jp/elderly/activity/activity02.html