経済産業省がデジタルガバナンス・コード2.0を策定した。情報処理の促進に関する法律及びその指針に紐付くデジタルガバナンス・コードは、2年に一度、⾒直しの議論をするのが決まり。20年11⽉の策定時から約2年が経つ。
コードの柱⽴ては(1)ビジョン・ビジネスモデル(2)戦略その1.組織づくり・⼈材・企業⽂化に関する⽅策 その2.ITシステム・デジタル技術活⽤環境の整備に関する⽅策 (3)成果と重要な成果指標(4)ガバナンスシステム。改訂ではDX銘柄やDX認定等の普及促進の観点から⼤幅な変更は⾏わず、デジタル⼈材の育成・確保やSX/DXとの関わり等の新たなトピックを踏まえて、企業のDXの更なる促進に向けたメッセージの発信にとどめた。
(1)に、デジタル⼈材の育成・確保をDX認定の認定基準に追加し、 経営戦略と⼈材戦略を連動させたデジタル⼈材の育成・確保の重要性を明記。(2)では DXとSX/GXとの関係性を整理。「DXレポート2.2」の議論を反映させ、 企業の稼ぐ⼒強化のためのデジタル活⽤の重要性を指摘、経営ビジョン実現に向けたデジタル活⽤の⾏動指針を策定する必要性を記載。「DX推進ガイドライン」と統合、DX推進施策体系をデジタルガバナンス・コードに一本化する等。
■参考:経済産業省|「デジタルガバナンス・コード2.0」を策定しました|
https://www.meti.go.jp/press/2022/09/20220913002/20220913002.html