近年、会社の人間関係はパワハラやセクハラ等の新しい多くの課題を抱えている。しかし、従来からある各種課題も重要である。
例えば、上司の指示命令や指導に対して、部下はどんな態度をとるべきか等である。どんな態度の部下が上達する社員になれるのか。結論は、上司の命令を素直に聞いて従順に仕事をする社員である。
では、上司の命令を素直に聞いて上達する部下(特に新人)とは、具体的にどんな態度と行動をする人であろうか。第1に、自己の考え方や工夫は後回しにして、命令通りのやり方で働いてみる。わからない事は質問をすれば良い。第2に、仕事の成果を早急に求めず、自己流の手法等を勝手に使わない。会社の方針や手順を知る事が先決である。第3に、素直という態度には、それに調和した表情・言葉遣い・心持ち等を伴う事が必要だ。嫌々ながら従う態度は行動に現れ、業務の上達を損なう。
指示命令に素直な態度で従う事は、上司と部下の信頼関係を築く機会である。ところで、指示命令の内容が難しく、素直に従う事に迷う時はどうすべきか。このような場合、上司の部下に対する評価は高く、しかも命令した仕事を部下が遂行出来ると評価している。部下は上司の判断を信頼し、命令を素直に遂行する事が得策であろう。