観光庁は「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」のモデル観光地の公募を開始した。訪日外国人旅行の中でいわゆる高付加価値旅行者の地方への誘客を促進することにより地方創生へ貢献することが期待される。
同庁は5月に高付加価値旅行者の地方への誘客に必要な課題や取組を、▽ウリ=高付加価値旅行者のニーズを満たす滞在価値▽ヤド、ヒト=地方への送客、ガイド、ホスピタリティ▽コネ=海外高付加価値層とのネットワーク、情報発信▽アシ―の5つの観点から「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりアクションプラン」をまとめた。今回の公募は、同プランに基づき集中的な支援を実施するのが目的。
申請要件は(1)世界的価値となり得る地域資源の候補が存在する(2)高付加価値なインバウンド観光地づくりに向けたビジョンが地域の広範な関係者の間で共有され、ヤドの整備、ウリの発掘・地域の滞在価値向上等の高付加価値化の取組を総合的に推進する体制の構築に向けた機運が醸成されている(3)既存の観光地づくり関連施策が実施されている地域(または、周辺に存在する地域)であり、当該施策の効果が最大化されるよう連携が図られようとしている―など、ハードルは結構高い。締め切りは10月21日。
■参考:観光庁|地方創生や訪日外国人旅行者の観光消費額の拡大を目指し~「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり」のモデル観光地を公募します~|
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news03_000229.html