令和の新しい国土づくり 国土審計画部会が中間まとめ

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国土交通省の国土審議会計画部会が中間とりまとめを行い公表した。同部会は新たな国土形成計画(全国計画)の策定に向け議論してきた。国土形成計画は、国土形成計画法に基づき策定される総合的かつ長期的な国土のあり方を示す計画。

中間とりまとめは、令和の新しい国土づくりの方向性を示す計画を策定するためのもの。ポイントは、人口減少・少子高齢化、巨大災害リスクへの対応をはじめとした国土の課題について、新たな発想による令和版の解決の原理を、すべての課題に共通して取り入れることにある。解決の原理は(1)民の力を最大限発揮する官民共創(2)デジタルの徹底活用(3)生活者・事業者の利便の最適化(4)分野の垣根を越える(いわゆる横串の発想)。上記4原理の下で特に重点的に取り組む分野は〔1〕地域の関係者がデジタルを活用して自らデザインする新たな生活圏〔2〕多様なニーズに応じあらゆる暮らし方と経済活動を可能にする世界唯一の新たな大都市圏〔3〕産業の構造転換・再配置により機能を補完し合う国土〔4〕住民自らが話し合い、官のサポートで人口減少下の適正な土地の利用・管理の方向性を示す構想の推進方策を強化して全国展開 。以上を通じて持続可能な国土形成、東京一極集中の是正の実現などを期する。

■参考:国土交通省|国土形成計画(全国計画)中間とりまとめを公表します|

https://www.mlit.go.jp/report/press/kokudoseisaku03_hh_000236.html