金融庁は「経営者保証に関するガイドライン」のさらなる活用促進を図る観点から民間金融機関におけるガイドラインの活用実績(2021年10月~22年3月末までの実績)をまとめ、併せて「『経営者保証に関するガイドライン』における廃業時の保証債務整理に関する参考事例」も公表した。
主な活用実績は次の通り(単位件)。カッコ内は21年4~9月実績。▽新規に無保証で融資した件数=35万0,716(37万8,549)▽経営者保証の代替的な融資手法を活用した件数=481(478)▽保証契約を解除した件数=3万8,105(3万9,896)▽合計38万9,302(41万8,923)。
【代表者の交代時における対応】▽旧経営者との保証契約を解除し、かつ新経営者と締結しなかった件数=2,621(2,682)▽旧経営者との保証契約を解除する一方、新経営者と締結した件数=1万3,495(1万3,994)▽旧経営者との保証契約は解除しなかったが、新経営者とは締結しなかった件数=9,878(1万1,072)▽旧経営者との保証契約を解除せず、かつ新経営者と締結した件数=1,054(1,296)。事例集で紹介されたのは、主債務及び保証人の債務の一体整理など11事例。
■参考:金融庁|「経営者保証に関するガイドライン」の活用実績について|
https://www.fsa.go.jp/news/r3/ginkou/20220623.html