「ミッション」志向の政策推進 経産政新機軸部会が中間整理

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経済産業省は、経済産業政策新機軸部会が進めてきた検討内容をまとめた中間整理を公表した。昨年11月、産業構造審議会の傘下に設置された同部会は、目指すべき経済社会のビジョンや、その実現に向けた政策の基本的な考え方、対応の方向性を検討してきた。

グリーン、デジタルなどの社会課題の解決が未来の成長の種にもなるとの考え方の下、社会課題解決をミッションとして掲げ、政府も民間も一歩前に出て投資を拡大していく「ミッション志向の産業政策」を進める。そのために大規模・長期・計画的な支援等の施策を総動員し、日本で停滞している成長投資を、他の先進国を超えるペースで拡大することを目指す。

「ミッション」と捉え、政策を推進するのは▽炭素中立型社会の実現▽デジタル社会の実現▽経済安全保障の実現▽新しい健康社会の実現▽災害に対するレジリエンス社会の実現▽バイオものづくり革命の実現。また▽人材▽スタートアップ・イノベーション▽グローバル企業の経営:価値創造経営▽徹底した日本社会のグローバル化▽包摂的成長(地域・中小企業・文化経済)▽行政:EBPM・データ駆動型行政―の6領域において経済社会システムの基盤の組替え(OS組替え)を進める。今後検討すべき政策や論点等について意見を募集中だ。

■参考:経済産業省|経済産業政策新機軸部会中間整理を公表します|

https://www.meti.go.jp/press/2022/06/20220613006/20220613006.html