在インド日本大使館がこのほど発表した「インド進出日系企業リスト」によると、同国に進出している日系企業は昨年10月現在で1200社を突破した。また、拠点数は4000拠点に迫る勢いで、進出、拠点数とも急増している。(ジェトロ・同大使館調査およびまとめ)。
インドに進出している日系企業は前年同月に比べ137社増の1209社となった。拠点数は同55.8%増の3961拠点と大幅に増加した。業種別では、製造業が54.5%を占めトップ。このうち、自動車関連が16.6%で最も多く、以下、電気機械(9.8%)、化学(4.2%)が続いている。製造業に次いで多いのが卸売業で14.4%、これにサービス業が13.1%で続いている。
日系企業が最も多く進出しているのはハリヤナ州で274社(前年同月比7.5%増)、2位はタミル・ナドゥ州(225社、同8.2%)、3位はマハラシュトラ州(207社、同18.3%増)となっている。増加率ではグジャラート州(26社)が2倍で最も高かった。同州ではモディ首相が過去10年以上にわたり州首相を務め、インフラ整備を進めてきた。インドで最大のシェアを占める大手自動車メーカーのスズキがこのほど、同州で新工場の建設に着手した。