中小企業庁は、商店街をはじめとする商業集積地における環境の変化を踏まえ、地域における持続可能な活動を進めるため、令和3年度外部人材活用・地域人材育成事業において実施された全国の先進的な取組を分析し、「地域の持続可能な発展に向けた商店街づくりのノウハウ集」としてまとめた。
第1章は商店街を取り巻く社会の潮流、第2章は商店街を取り巻く環境や消費者ニーズ、商店街の強み・弱みなどの現状分析を行うためのプロセスや手法、第3章は商店街のありたい姿を描く手法、第4章は商店街の活性化に向けた取組をより良い形で継続していくことを目的に、体制や人材のあり方、第1章の社会の潮流を踏まえると、商店街や地域には社会の大きな変化にも対応できるだけのしなやかな強さを持つ体制の構築が必要になる。
第5章はありたい姿を実現するための具体的な取組についてそれぞれ記載。「ノウハウ集」は別冊でテーマ別に100近くの事例について詳細に紹介している。ありたい姿は各商店街によって様々だが、地域が抱える課題とそれを解決する手法はいくつかの先行する事例が参考になるはず。新規創業の促進、ブランディング、にぎわいづくりなど、資金確保、効果検証の手法とともに、今後の取組を検討するために活用を促している。
■参考:中小企業庁|令和3年度外部人材活用・地域人材育成事業「地域の持続可能な発展に向けた商店街づくりのノウハウ集」を公表します|
https://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/shogyo/2022/220426shoutengai.html