東京証券取引所が4月25日に公表した「2022年3月期決算会社の定時株主総会の動向について」によると、今年の集中日は6月29日(水)となる見込みであり、集中率は25.7%と、1983年の集計開始以来最も低い水準となっていることがわかった(回答社数1,771社)。
また、招集通知を株主総会開催日の3週間前以上にTDnetで公表を行う会社は76.8%と過去最高の水準となったほか、コーポレートガバナンス・コードで求められていることもあり、機関投資家向けの議決権電子行使プラットフォームを利用するプライム市場上場会社は92.5%と昨年と比べて32.2ポイント増加する見込みだ。同様に英文で招集通知及び株主参考書類を提供する予定のプライム市場上場会社も91.8%と29.9ポイント増加する見込みとなっている。
そのほか、バーチャル総会の開催を予定している会社は全体の18.7%(320社)と、昨年と比べて4.1ポイント増加する見込みとなっている。このうち、296社がハイブリッド参加型での開催を予定している。一方、ハイブリッド出席型は21社であり、改正産業競争力強化法で可能となったバーチャルオンリー型はわずか3社にとどまっている。
■参考:東京証券取引所|3月期決算会社株主総会情報|
https://www.jpx.co.jp/listing/event-schedules/shareholders-mtg/index.html