コロナ融資、企業の半数超活用 借入企業の1割弱は返済に不安

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帝国データバンクは「新型コロナ関連融資に関する企業の意識調査」結果を発表した。それによると、同融資について、「借りた・借りている」は52.6%と半数を超え、「借りていない」企業は42.4%だった。

規模別では、小規模企業で「借りた・借りている」が61.8%で、大企業(27.8%)を34ポイント上回った。同融資を「借りた・借りている」企業を業種別に見ると、「旅館・ホテル」(72.3%)や「飲食店」(72.1%)は7割を超えた。同調査は今年2月14日から28日まで2万4213社を対象に実施、回答率は47.8%。

借りた資金の使い道を見ると、給与・賞与や福利厚生などを含む「人件費」が50.1%でトップ。以下、「原材料や商品の仕入れ」(43.4%)、「設備の修繕・更新」(25.3%)、「新規の設備投資や事業の拡張」(18.5%)などの順。今後の返済見通しでは、「金利減免や返済額の減額・猶予など条件緩和を受けないと返済難しい」(3.5%)、「返済が遅れる恐れがある」(3.1%)「返済のめどが立たないが、事業は継続できる」(1.7%)、「返済のめどが立たず、事業を継続できなくなる恐れがある」(0.7%)など今後の返済に不安を抱いている企業が9%に上った。

■参考:帝国データバンク|新型コロナ関連融資に関する企業の意識調査~コロナ関連融資、企業の52.6%が活用|

https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p220308.html