内閣府が1月に実施したマイナンバー(社会保障・税番号)制度に関する世論調査結果によると、同制度について「内容まで知っていた」が28.3%、「内容は知らなかったが、言葉は聞いたことがある」が43.0%で、合計すると、およそ10人のうち7人が、内容についての理解度はともかく、同制度を知っていることがわかった。 前回23年11月の調査では、「内容まで知っていた」が16.7%、「内容は知らなかったが、言葉は聞いたことがある」が41.8%で、認知度は10人に6人。「知らなかった」が41.5%にのぼった。3年あまりの間に国民の間に同制度が徐々に浸透しつつあることが確認された格好だ。
また法人番号については、「内容まで知っていた」が3.1%、「内容は知らなかったが、法人番号という言葉は聞いたことがある」が9.8%にとどまり、認知度の低さが浮き彫りになった。「知らなかった」が87.1%と、9割近い割合を占めた。
マイ・ポータルについても、「知らなかった」が83.6%で、現状ではほとんど知られていないことが明らかになった。「内容まで知っていた」は3.6%、「内容は知らなかったが、マイ・ポータルという言葉は聞いたことがある」が12.8%で、この2つを合計しても20%に届かなかった。
参考:「マイナンバー(社会保障・税番号)制度に関する世論調査」の概要
http://survey.gov-online.go.jp/tokubetu/h26/h26-mynumber.pdf