Weeklyコラム 愛敬のある社員と経営者

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ここで「愛敬(愛嬌)のある社員」とは、愛想が良くユーモア豊かで、経営者や上司及び顧客等から大事にされる人である。愛嬌があるとはどんな人柄か。

第一に、他人に強い関心を持って気を通じ合える事である。単に人に干渉したり、盛んに話したりするという訳ではない。相手の思いを大切に、思い遣りを持って付き合う事である。譬えは良くないが、主人に強い関心を持つ犬や猫は大事にされる。第二に、物事に楽観的な人である。運が強い人と言っても良い。失敗したり、上司に叱られたりしても、自分を卑下せず投げやりな態度を見せない。必ず挽回出来る、いつか成功出来るという信念を持っている。

ところで、立場を替えて「社員から尊敬される経営者又は上司」とは、どんな人柄の人だろうか。同様に、社員(部下)に強い関心を持って接する人ではなかろうか。つまり、社員を大切に扱うとは、仕事の首尾だけでなく勤務態度や生き方を温かく見守る事である。さらに、愛嬌のある経営者や上司も社員から慕われる。例えば、経営者としては厳しいが、面白い顔をしている(表情が豊かという事)、社員に接する態度が人懐っこい(親近感が持てるという事)など、挙げたらたくさんある。結局、社員も経営者も愛敬を持つ事が、良好な人間関係に役立つ。