事業成長担保権で論点整理更新 議論を総ざらえ―金融庁WG

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金融庁の事業者を支える融資・再生実務のあり方に関する研究会が「事業成⻑担保権(仮称)」に関する論点整理2.0を公表した。

同研究会は2年12月に最初の「論点整理」を発表。その後も制度設計や想定事例について具体的な議論を積み重ねてきた。2.0は議論された事項についてさらなる論点整理を試みたもので更新版。同構想は、法制審議会担保法制部会が取り組んでいる担保法制見直しに並行して、同研究会が従来の担保権の課題を補う新たな選択肢として追加、一つの制度イメージ・たたき台として提唱した。同部会で検討される具体的な担保法制の議論に貢献できるよう、研究会として同担保権の意義や課題、論点の洗い出し・整理を進めている。

2.0の【事業者を支える融資・再生実務】の部は(1)事業の価値創造を支える融資・再生実務(2)これまでの実務の発展と現在の課題(3)新たな担保権の導入による実務改善の可能性(4)新たな担保権の活用による融資・再生実務の改善のイメージ(5)様々なライフサイクルで想定される活用と改善のイメージ―の5章を設け総ざらえ。最初の論点整理公表後に寄せられた意見を(A)活用する利点(B)活用に係る留意点・要望―に分けて詳しくまとめた。

■参考:金融庁|事業者を支える融資・再生実務のあり方に関する研究会 論点整理 2.0|

https://www.fsa.go.jp/singi/arikataken/rontenseiri2.pdf