政府は昨日11日、総理大臣官邸で第1回デジタル田園都市国家構想実現会議を開催した。
デジタル田園都市国家構想は、岸田総理が掲げる「新しい資本主義」の実現に向けた成長戦略の最も重要な柱として位置づけられている。デジタル技術の活用により、地方を活性化し、持続可能な経済社会の実現を目指す。
具体策として(1)デジタル庁が主導して、自治体クラウドや5G、データセンターなどのデジタル基盤の整備を進める(2)デジタル基盤を活用した、遠隔の医療、教育、防災、リモートワーク等を地方における先導的なデジタル化の取組として支援する(3)地方創生のための各種交付金のほか、創設されるデジタル田園都市国家構想推進交付金をフルに活用する(4)デジタル臨調やGIGAスクール、スーパーシティ構想、スマート農業等の成果を活用する(5)誰一人取り残さないよう、デジタル推進委員を全国に展開する。
同構想実現のため、時代を先取るデジタル基盤を公共インフラとして整備するとともに、これを活用した地方のデジタル実装を推し進める。当面の具体的施策及び中長期的に取り組んでいくべき施策の全体像については、年内を目途に取りまとめ、その上で速やかに実行に移すとしている。
■参考:首相官邸|令和3年11月11日・デジタル田園都市国家構想実現会議|
http://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202111/11digitaldenen.html