高年齢者雇用開発コンテスト 令和3年度入賞企業決定

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厚生労働省では高年齢者雇用の重要性について国民や企業の理解の促進をすすめるために「高年齢者雇用開発コンテスト」を実施している。少子化に伴う労働力人口減少への対応策として、高年齢者の活用は重要な経営課題だろう。

今年度の同コンテストの応募は101編(前年度98編)。厚生労働大臣表彰として最優秀賞1社、優秀賞2社、特別賞3社のほか、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構理事長表彰として優秀賞6社、特別賞7社が選ばれた。

最優秀賞に選ばれたのは山梨県韮崎市の電気機械器具製造業法人だ。同社の定年は65歳。継続雇用制度として希望者全員を70歳まで再雇用する。また、一定の条件を満たした場合は、70歳以降も年齢の定めなく再雇用を行っている。65歳定年後は本人の希望に合わせて「一般従業員と同様の勤務」と「所定労働日数又は所定労働時間が少ない勤務」を自由に選択可能な点、「範師」、「巨匠」、「匠」、「職人」等の専門職を設け、年次を重ねた社員が専門的知識や技術を活かせる仕組みを導入している点、人間ドックの費用負担、「アシストスーツ」の導入により腰痛防止等の対策を講じている点などが評価された。なお、同社における現在の最高年齢者は72歳だ。

■参考:厚生労働省|令和3年度「高年齢者活躍企業コンテスト」の入賞企業が決定しました|

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_21081.html