国税庁は令和2年分の確定申告状況等についてまとめ発表した。
申告所得税及び復興特別所得税に関して、申告人員は2,249万人(対前年⽐+2.1%)。そのうち申告納税額がある方は657万人(同+4.3%)、その所得⾦額は42兆5,497億円(同+2.2%)、申告納税額は3兆1,653億円(同▲1.6%)となった。⼟地等の譲渡所得の申告人員は、50万4千人(同▲3.9%)。そのうち所得⾦額がある方は33万4千人(同▲4.6%)、その所得⾦額は4兆2,160億円(同▲13.6%)となり、土地売買等に関しては低調だったことがうかがえる。
株式等の譲渡所得の申告人員は112万5千人(同+13.0%)。そのうち所得⾦額がある方は47万8千人(同+25.4%)、所得⾦額は3兆5,053億円(同+7.2%)で増加傾向にある。贈与税は、申告人員が48万5千人(同▲0.5%)。そのうち申告納税額は35万4千人(同▲0.2%)、その申告納税額は2,772億円(同+10.9%)だった。⾃宅等での e-Taxの利⽤状況は、所得税等で789 万9千人(同+25.3%)、贈与税で21万8千人(同+7.4%)。そのうち、納税者⾃⾝がe-Taxで申告書を提出した方は321万人(同+72.6%)と大きく増加した。
■参考:国税庁|令和2年分の所得税等、消費税及び贈与税の確定申告状況等について(報道発表資料)|
https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2021/kakushin_jokyo/pdf/0021006-075.pdf