日商はこのほど、未来に向けた自律的な活動を続けられるよう、「民間主導のまち育て・再生実践マニュアル」を作成・公表した。
「ローカルファースト」は、まちづくりを考える上での価値観であり、本マニュアルは「ローカルファースト」を、地域ごとの特徴ある活動と気づきを通じた(自由な)解釈に委ね、地域に合った価値観を見出す中で、その理念に共感してもらうことを前提としている。
全体は「ガイダンス編」と「マニュアル編」で構成されており、「ガイダンス編」では(1)できるだけ多くの人たちで集まって考えよう(2)「個」と「全体」を考えながらビジョンをつくろう(3)様々な視点や思考法を組み合わせて考えを深めよう(4)「文脈」を読んでアクションをデザインしよう(5)ローカルファーストの根付く仕掛けを考えよう、の5つのポイントが柱となっている。
また、「マニュアル編」では4つの場面を想定して、(1)想いを深掘りする場面(2)「文脈」を読み取る場面(3)ビジョンをつくる場面(4)価値を具体化する場面、を挙げている。地域の状況に応じて、組み替えたり、各セッションの意図を汲んで簡略化したりするなど、自分たちの地域なりの枠組みを適宜つくって応用することを促している。
■参考:日本商工会議所|「民間主導のまち育て・再生実践マニュアル~ローカルファーストの精神を取り入れる~」の作成・公表について|
https://www.jcci.or.jp/news/2021/0309204326.html