取引先7社に初適用―日本公庫 2月に、クロスボーダーローン

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日本政策金融公庫中小企業事業は、1月から取り扱いを開始した「クロスボーダーローン」を、2月に初めて海外展開している取引先7社(いずれも海外現地法人)に適用した。

融資額は計3億3,100万円。海外の構造的変化等に適応するために、国内親会社(中小企業者等)と共同で経営力向上や地域経済の活性化等に取り組む海外現地法人に対して日本公庫が直接融資する制度。融資先は、親会社である国内中小企業者と共同で経営力向上に取り組み、新規受注に必要な運転資金や、新工場建設資金といった資金ニーズに迫られていた。日本公庫は国内の関連法人の設備投資等の資金ニーズにも、民間金融機関と連携、グループ全体を支援している。

7社のうち、公表された6社は▽アルコム(宮城県大和町、精密電子部品金型製造)、アルコム・プレシジョン(タイランド)▽ワイドテクノ(同県加美町、液晶パネル用部品製造)、ワイド・テクノ(タイ)▽テクノステート(藤沢市、金属プレス製品製造業)、テクノスR&D (タイ)▽小楠金属工業所(浜松市、自動車・農業用機械部品製造)、オグス(タイ)▽山本金属製作所(大阪市、油圧・空圧機器部品製造)、ヤマト・メタル・プレシジョン・ベトナム▽キャスコ(さぬき市、ゴルフ用品製造)、カスコ・ゴルフ(タイ)

■参考:日本政策金融公庫|海外展開新制度「クロスボーダーローン」を7社に適用|

https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_210226a.pdf