国土交通省は、データとデジタル技術を活用したインフラ分野のデジタル・トランスフォーメーション(DX)施策をまとめた。
(1)行政手続きや暮らしにおけるサービスの変革(2)ロボット・AI等活用で人を支援し、現場の安全性や効率性を向上(3)デジタルデータを活用し、仕事のプロセスや働き方を変革―が3本柱。各項目について具体的なアクションも列挙。
(2)では「安全で快適な労働環境を実現」に向け▽無人化・自律施工による安全性・生産性の向上▽パワーアシストスーツ等による苦渋作業減少▽地域建設業のICT活用▽鉄道自動運転の導入、「AI等の活用による作業の効率化」に向け▽AI等による点検員の「判断」支援▽CCTVカメラ画像を用いた交通障害自動検知等、「熟練技術のデジタル化で効率的に技能を習得」に向け▽人材育成にモーションセンサー等を活用▽CCUSとマイナポータルの連携。
(3)では「調査業務の変革」「監督兼さ業務の変革」「点検・管理業務の効率化」を掲げた。非接触・リモート型の働き方への転換や、安全性向上等を図るため、インフラ分野のDX取組を省横断的に推進するのが目的。これにより同省は社会資本や公共サービスの変革とともに、建設業や同省の文化・風土や働き方の変革を進めていく方針だ。
■参考:国土交通省|インフラ分野のデジタル・トランスフォーメーション施策の公表|
https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000772.html