厚生労働省は2020年の「グッドキャリア企業アワード」受賞企業を決定、公表した。
この賞は従業員の自律的なキャリア形成支援について他社の模範となるような取組みをしている企業を表彰するものだ。平成24年度から「キャリア支援企業表彰」として実施されていたが、平成28年度から「グッドキャリア企業アワード」に呼称を変更、キャリア形成支援の重要性を普及・定着させることを目的としている。
今回は全国47社の応募があり、厚生労働大臣表彰の大賞に4社、厚生労働省人材開発統括官表彰のイノベーション賞に5社が選ばれた。表彰された企業には従業員数77人、121人といった中小企業も含まれており、企業規模に関わらず従業員のキャリア形成支援は可能であることも注目される。
たとえば、従業員数121人の企業では「育児や介護等女性のライフステージに合わせて働き方やキャリア選択、ステップアップをサポート」している点が評価されている。同社ではフレックスタイム制やテレワーク等、従業員が働く時間を自ら選択できるほか、託児所の設置、子連れ出勤が可能な仕組みの導入など、子育てや介護などライフステージに合わせた女性のキャリア形成を推進している。
■参考:厚生労働省|「グッドキャリア企業アワード2020」の受賞企業を決定しました|
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16505.html