マイナポータル連携で確定申告 2年分から開始―財務省が広報

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財務省は広報誌「ファイナンス」2月号で「令和2年分からスタート マイナポータル連携で確定申告を簡便化」を特集。マイナンバーカードの取得からマイナポータル連携までの手順を図版入りで紹介、早期の実施を促した。

2年分の所得税の確定申告手続きから、マイナポータルを活用して控除証明書等の必要書類のデータを一括取得し、各控除等への自動入力が可能となった(マイナポータル連携)。取得したデータは、申告書の所定の項目に自動入力されるので、手続きが簡便化される。控除証明書等の管理・保管も不要になる。これまでは控除証明書等を書面で収集・管理して提出、控除証明書等を1件ずつ確認しながら申告書に記入または入力する必要もあった。

手順はマイナンバーカードを取得→マイナポータルの開設・もっとつながる設定→保険会社等と民間送達サービスの連携設定→確定申告特集を検索→確定申告書を作成―の順。2年分から自動入力される情報は住宅ローン関係、株式等の取引関係、生命保険控除証明に限られるが、順次拡大していく予定。

これまではスマートフォンのタブレット端末からマイナンバーカードを利用してのe-Tax送信はできなかったが、今後はスマホを使ってのe-Tax送信も可能となる。

■参考:財務省|令和2年分からスタートマイナポータル連携で確定申告を簡便化|

https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202101/202101c.pdf