厚生労働省は、ひとり親家庭に対しての自立支援の一環として、就業支援に積極的に取り組んでいる企業や団体を表彰する「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」の公募を12月3日から開始した。離婚や未婚状態で子どもがいるなど、ひとり親として働く人は増加傾向にある。ひとり親は家事や育児の負担が大きく就労にも影響が出やすい。その就業機会の確保は社会的にも求められているところだ。
同省では母子家庭の母や父子家庭の父の自立促進を図るため、ひとり親家庭の親の就業支援に積極的に取り組んでいる企業等を募集する。母子家庭の母・父子家庭の父の就業支援に積極的に取り組んでいる企業・団体で、ひとり親家庭の親の就業促進について理解がある、ひとり親家庭の親が継続的に就業可能となっている、ひとり親家庭の親を相当数雇用しているなどの条件を満たしていることが必要だ。
母子・父子福祉団体などに相当額の事業の発注を行っている企業・団体も表彰の対象となる。こちらは母子・父子福祉団体またはひとり親家庭の親に対する年間発注割合が一定以上であることなどにより判断される。原則として書面による審査となるが、必要に応じて事務局によるヒヤリングが行われる。
■参考:厚生労働省|令和元年度「はたらく母子家庭・父子家庭応援企業表彰」の公募を開始します|
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08192.html