企業の9割、忘・新年会せず 飲食・ホテル業界に打撃

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東京商工リサーチは19日、「忘・新年会に関するアンケート調査」結果を発表した。それによると、新型コロナウイルスの感染拡大が全国に広がり、第3波が鮮明になる中、企業の87.8%が忘年会や新年会を開催しないことが明らかになった。

企業は従業員の感染防止に細心の注意を払っている一方、書き入れ時と期待していた飲食店やホテル・旅館にとっては厳しい冬になりそうだ。この調査は今月9日から16日まで、インターネットで実施し、1万59社(大企業1584社、中小企業8475社)から回答を得た。企業規模別では、大企業(資本金1億円以上)は92.9%が「忘・新年会を開催しない予定」と回答。大企業のうち、「昨年開催し、今年は開催しない予定」企業は75.7%、「昨年は開催せず、今年も開催しない予定」は17.1%だった。中小企業(同1億円未満)も86.9%が「開催しない予定」と答えた。大企業だけではなく、中小企業でも感染リスク予防にシビアに取り組んでいることが浮き彫りになった。

都道府県別で見ると、「開催しない予定」が最も高かったのは奈良県で96.0%、次いで北海道の93.0%だった。東京都は90・2%、大阪府は90.7%で、90%を超えた。最も低いのは秋田県で65.8%。

■参考:東京商工リサーチ|「忘・新年会に関するアンケート」調査|

https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20201119_02.html