サイバーセキュリティ強化図る 3年度予算概算要求―総務省

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総務省は「サイバーセキュリティタスクフォース」の第26回会議をオンライン形式で開催。事務局が集計した3年度同省サイバーセキュリティ(以下「S・S」)関連予算概算要求の状況について報告した。

]新規項目は(1)S・S統合知的・人材育成基盤の構築=20.0億円(2)安全な無線通信サービスのための新世代暗号技術の研究開発=132.2億円の内数。増額は電波の有効利用のためのIOTマルウェア無害化/無機能化技術等に関する研究開発=132.2億円の内数(2年度予算103.4億円の内数)。安全な無線通信サービスのための新世代暗号技術に関する研究開発=132.2億円(同ゼロ)。据え置きはナショナルサイバートレーニングセンターの強化=15.0億円、S・S情報共有推進事業=3.6億円。

(1)はS・S情報を収集・蓄積・分析・提供し、社会全体で人材育成するための共通基盤を情報通信研究機構(NICT)に構築し、産学の結節点として開放する。(2)は5G等の高度化において大規模量子コンピューター等に解読されないよう▽LTEと同等の安全性を確保しつつ超高速・大容量に対応した共通鍵暗号方式▽5G等のユースケースに応じた耐量子計算機暗号(PQC)への機能付加技術等―を確立する。

■参考:総務省|サイバーセキュリティタスクフォース(第26回)|

https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/cybersecurity_taskforce/02cyber01_04000001_00140.html