厚生労働・経済産業両省は18日、(1)経産省サイト内に海外渡航者新型コロナウイルス検査センター(TeCOT)専用ページを開設(2)海外渡航者向けに検査証明を発行できる「新型コロナウイルス検査証明機関登録簿」の公表を開始―したと共同発表した。
(1)は登録簿のほか、海外渡航に関する関連情報やFAQなどの情報を提供する。システムの本格稼働は10月予定。厚生省は9月4日から海外渡航者向けに新型コロナ検査証明を発行できる医療機関の正式登録申請の受付を開始。同10日までに申請した医療機関について、両省による所定の基準に基づく審査を経て188の医療機関を、国が設ける登録簿に登録した。登録簿は18日に開設したTeCOTのHPにも掲載した。両省は、常時登録申請を受け付けており、今後は随時、追加登録した上で公表する予定。ビジネス渡航者等が渡航先国に円滑に入国できるよう、外国政府からの要請に応じて、登録簿を外国政府と共有することも予定している。
TeCOTの機能は、渡航予定者が予約システムを通じて医療機関に新型コロナ感染の有無に関する検査を予約。医療機関が予約確定の通知やPCR検査(鼻咽頭・唾液)、抗原定量検査の検査方式等の情報を提供する。陰性証明書のデジタル発行も検討。
■参考:経済産業省|海外渡航者新型コロナウイルス検査センター(TeCOT)の運用を開始します|
https://www.meti.go.jp/press/2020/09/20200930010/20200930010.html