中小企業庁及び中小機構はこのほど「中小企業デジタル化応援隊」事業をスタートし、IT専門家及び中小企業の登録受付を開始した。
ノウハウがなくデジタルツールの導入・定着に至らない中小企業・小規模事業者のIT活用をサポートする専門家を選定し、その活動と、中小企業とのマッチングを支援する。対象となるのはテレワークやWeb会議、ECサイト、キャッシュレス決済、セキュリティ強化など幅広いコンサルティングで、準委任契約に基づく支援。専門家に対しては事務局から最大3500円/時間の謝金が支払われ、中小企業はそれを差し引いた金額(500円/時間以上の実費負担は必要)で支援が受けられる。
専門家の範囲は、フリーランス・副業・兼業の個人、及び中小企業等経営強化法に定められた認定情報処理支援機関(SMEサポーター)の認定を受けた法人に所属する人材。運営事務局は、アデコ株式会社が担う。これまで中小企業のデジタル化に積極的に取組んできた業界団体、金融機関、自治体等とも連携する。
中小企業、専門家のいずれも、受付期間は来年1月31日まで、事業実施期間は2月28日まで。事業終了後、専門家は支援実施報告書を事務局に提出し、中小企業は専門家の評価をWeb上で行う。
■参考:経済産業省・中小企業庁|「中小企業デジタル化応援隊事業」を開始します|
https://www.meti.go.jp/press/2020/09/20200901006/20200901006.html