中小企業庁は13日、「経営資源引継ぎ補助金」の申請受け付けを開始した。
事業再編・事業統合等に伴う中小企業者の経営資源の引き継ぎに要する経費の一部を補助する事業を行うことにより、新型コロナ感染症の影響が懸念される中小企業者に対して(1)経営資源の引き継ぎを促すための支援(2)経営資源の引き継ぎを実現させるための支援によって新陳代謝を加速し、日本経済の活性化を図るのが目的。2年度第1次補正予算に盛り込まれた。
【買い手支援型】と【売り手支援型】がある。【買い手型】は、事業再編・事業統合等に伴う経営資源の引き継ぎを行う予定の中小企業・小規模事業者であって、▽引き継ぎのあとに、シナジーを活かした経営革新等を行うことが見込まれる▽引き継ぎのあとに、地域の雇用をはじめ、地域経済全体を牽引する事業を行うことが見込まれる―の要件を満たす必要がある。【売り手型】は、同様に引き継ぎが行われる予定の中小企業・小規模事業者であって、地域の雇用をはじめ、地域経済全体を牽引する事業を行っており、事業再編・事業統合等により、これらが第三者により継続されることが見込まれる(または継続された)―の要件を満たす必要がある。受付期間はオンライン申請が8月22日まで、郵送が同21日まで。
■参考:中小企業庁|令和2年度第一次補正予算経営資源引継ぎ補助金の公募を開始します|
https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2020/200713shoukei.html