経済産業省は、世界市場のニッチ分野で勝ち抜いている企業や、国際情勢の変化の中でサプライチェーン上の重要性を増している部素材等の事業を有する優良な企業113社を、2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」として選定した。
公募した249社の中から世界シェアと利益の両立、技術の独自性と自立性、サプライチェーン上の重要性等に着目、外部有識者で構成する選定評価委員会の審議を経て選んだ。部門ごとの選定企業数(カッコ内:
大企業・中堅企業・中小経営者)は▽機械・加工部門=61社(15・13・33)▽素材・化学部門=24社(10・6・8)▽電気・電子部門=20社(11・0・9)▽消費財・その他部門=8社(1・2・5)。うち13社は前回(13年度)に続いての連続受賞。この中に環境経営総合研究所、ナミックス、オプテックス、アタゴ、山八歯材工業の中小企業5社が含まれる。113社のアンケートで、取るべき戦略について「コア技術を活用した他分野への進出」(69.0%)、「新規顧客との取引拡大」(54.9%)の回答が多かった。また「コア技術を増やし他分野へ進出」(45.1%)という研究開発志向型や「他分野への安易な進出を避ける」(28.3%)といった集中志向型も一定数存在した。
■参考:経済産業省|2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」を選定しました|
https://www.meti.go.jp/press/2020/06/20200630002/20200630002.html