総務省は「海外展開行動計画２０２０」を策定した。
同省は情報通信、郵便、電子政府、統計、消防、行政相談制度など幅広い分野で海外展開を推進し、日本の事業者の海外展開支援や日本経済・地域経済の活性化等を進めてきた。今回の計画策定は、同省全体の総合力を一層発揮するなど政策資源を総動員し、より実質的に海外展開を進めるのが目的。政策の基本的方針と取るべき行動についての計画を定めた。
ポイントは▽ローカル５Ｇを含む５Ｇ日本モデルの導入推進と、５Ｇを支える光海底ケーブルなどの質の高いインフラ整備の推進▽政策資源を総動員し、官民一体となった海外展開の推進▽新型コロナウイルス感染症に対応するための日本の技術と経験を活用した国際協力（通信網整備、ビッグデータ利用、遠隔医療等）など。
特に強化すべき視点・取り組みは▽５Ｇを起点とした産業基盤の展開▽「デジタル海外展開官民協議会」（仮称）による連携強化、情報収集、「世界標準」を見据えた国際機関での合意形成▽Ｓｏｃｉｅｔｙ５．０実現に資する海外展開向けイノベーションの創出等▽国・地域の特性に応じた展開方針は「海外展開カルテ（個票）」を国・地域別に作成、海外展開の全体像を把握▽新型コロナ感染症に対する取り組みのさらなる強化。
■参考：総務省｜「総務省海外展開行動計画2020」の策定｜
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin07_02000002.html
