「急速に悪化」に下方修正 4月の消費動向調査―内閣府

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内閣府が実施した4月の消費動向調査によると、消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は3月の30.9から9.3ポイント低下して21.6となり、4カ月連続で前月を下回った。

同指数を構成する4項目すべてが前月から低下した。 内閣府は、同指数の動きから見た4月の消費者マインドの基調判断を、3月の「悪化している」から「急速に悪化している」に下方修正した。2月は前月比0.5ポイントと小幅低下の38.3にとどまったが、3月は7.4ポイントと大幅に低下し30.9だった。

1年後の物価に関する見通し(2人以上の世帯、原数値)も、前月比でみると4月は「上昇する」の回答の割合が0.4ポイント増、「変わらない」が3.3ポイント、「低下する」が0.2ポイント、それぞれ減り、先行き不透明を印象づけた。3月は「上昇する」が6.2ポイント減った一方、「低下する」が5.5ポイント増えた。内閣府は消費者の物価予想について、3月の「『上昇する』と見込む割合は高水準であるものの、このところ低下がみられる」から「『上昇する』と見込む割合が高水準である」に評価を変えた。

1年後の見通しは「日ごろよく購入する品物の価格」の1年後の見通しについて聞いた結果の集計。価格は、品物を購入する時に実際に支払う金額

■参考:内閣府|消費動向調査(月次)結果・最新の調査結果 (令和2(2020)年4月30日)

https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html