農林水産省は26年策定の「グローバル・フードバリューチェーン戦略」(GFVC)に基づき海外展開に意欲のある民間企業を主なメンバーとする「GFVC推進官民協議会」を設置、
日本の食産業の、特に途上国・新興国への展開の支援に取り組んできたが、同協議会は、官民が一層連携し、より戦略的に海外展開を推進するための新プラン「GFVC構築推進プラン」を策定した。日本企業の進出状況、FVCの発展段階を踏まえ、主な国・地域ごとに企業支援の取り組みを重点化し、日本企業の海外展開の促進を図る。
特に重点的に取り組むのは(1)輸出と海外展開の一体的な推進=日本産農林水産物・食品の輸出拡大には小売り・外食の店舗展開等の食産業の海外展開(投資)との一体的な取り組みが有効。輸出と投資の一体的な推進に取り組む。(2)地方の中小企業の海外展開の支援=海外で求められる優れた技術を有する農業生産者や食品加工業者は地方にも多い。地方でのセミナー企業連携への参画の支援等を通じ地方企業の海外進出を促進。(3)複数企業の連携による海外展開の推進=海外展開には複数の日本の技術・ノウハウをパッケージで展開することが効率的。農水省が主導的役割を担い、複数企業が連携した海外展開を推進する―の3項目。
■参考:農林水産省|食産業の海外展開を加速~グローバル・フードバリューチェーン新プランを策定~|
https://www.maff.go.jp/j/press/kokusai/kokkyo/191209.html