インド、初の有望国トップに インドネシア、中国と伯仲

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国際協力銀行(JBIC)はこのほど、製造業企業の海外事業展開に関する調査結果を発表した。今後3年間の中期的有望国トップに初めてインド(前回の2013年調査は2位)が浮上した。2位はインドネシア、3位は中国の順位で、上位3カ国を選んだ企業は、いずれも45%前後と伯仲している。この調査は、今年7月から9月に1021社を対象に実施し、617社から回答を得た。

前回初めて1位となったインドネシアは、回答社数が219社から228社に増加したが、わずか1社の差でインドにトップを奪われた。前回4位に後退した中国は回答社数が183社から218社に増え、ランクを1つ上げた。同国は生産コストの上昇や競合激化といった課題もあるが、生産拠点とマーケットの両面で支持する声が根強い。4位はタイで、1ランク下げた。過去の洪水や最近の政治情勢が影響したようだ。5位には前回同様ベトナムが入った。

東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟している10カ国のうち、20位以内にインドネシア、タイ、ベトナムのほか、ミャンマー(10位)、フィリピン(11位)、マレーシア(12位)、シンガポール(14位)、カンボジア(15位)の計8カ国が入った。