日本政策金融公庫が行ったインバウンド対応に関するアンケート調査結果で、外国人観光客の集客に向けた取り組みを「実施している」と回答した企業の割合が30.3%と前年調査を4.5ポイント上回り、 3年連続で上昇した。
集客に向け効果的なものでは 「キャッシュレス決済の導入」が34.4%と最も高く、次いで「Wi-Fiなどインターネット接続環境の整備」(27.8%)、「メニューや施設内の案内等の外国語表記の実施」(26.8%)の順。外国人観光客の利用の有無は「利用がある」と回答した割合が38.3%と約4割を占めた。
今後の方針では「積極的に受け入れていきたい」「受け入れてもよい」と回答した割合の合計が56.4%と過半数を占めた。外国人観光客を受け入れる上での課題は「従業員の語学力の向上」と回答した割合が38.5%と最も高く、次いで「メニューや施設内の案内等の外国語表記の実施」(27.0%)、「キャッシュレス決済の導入」(24.5%)の順。一方、外国人観光客を受け入れたくない理由では「必要性を感じない」と回答した企業の割合が67.8%と最も高く、次いで「外国語が分からない・話せない(分かる・話せる人がいない)」(49.4%)、「受け入れ方が分からない」(20.5%)の順だった。
■参考:日本政策金融公庫|外国人観光客の集客に取り組む企業割合が3年連続上昇
~キャッシュレス決済・Wi-Fiなどの設備導入が集客の鍵~|
https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/seikatsu19_0917a.pdf