厚生労働省は、事業場等の安全活動への取組みを活性化することを目的として、毎年労災事故防止に向けた取組事例から優良事例を選ぶ、『見える』安全活動コンクール」を行っている。
昨今、サービス業などの第三次産業において労災が増加傾向にあり、「経済財政運営と改革の基本方針2019」において労災防止の取組みを進めるとしている。転倒・腰痛などの「動作の反動・無理な動作」による労災防止のほか、高齢労働者の労災防止として「安全・安心して働ける職場環境の整備」に関する先進的な取組みが追加された。
第13次労働災害防止計画(国の重点取組事項中期計画)において重点的に取り組むことを踏まえ、1 転倒災害・腰痛防止対策、2 高年齢労働者への配慮した労災防止策、3 外国人労働者、非正規雇用労働者の労働災害防止対策、4 熱中症予防対策、5 メンタルヘルス対策、6 化学物質対策、7 運動実践を通じた労働者の健康増進、8 危険有害性情報について、事例を「見える化」の類型別に募集を行う。
厚生労働省の「あんぜんプロジェクト」のホームページには、「見える」安全活動の例や過去の応募作品・優良事例も掲載されている。応募期間は、8月1日から9月30日までとなっている。
■参考:厚生労働省|令和元年度「『見える』安全活動コンクール」を実施します
~「見える」安全活動の創意工夫事例を募集(8月1日~9月30日)~|
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05778.html