観光庁はこのほど「令和元年版観光白書」をまとめ発表した。全体が、第Ⅰ部:平成30年観光の動向 第Ⅱ部:すそ野が広がる観光の経済効果 第Ⅲ部:平成30年度に講じた施策 第Ⅳ部:令和元年に講じようとする施策、の4部構成となっている。
主な動向として、○国連世界観光機関発表の世界観光動向では、2018年の国際観光客は前年比7,400万人増の14億300万人(前年比5.6%増)となった。◯2017年の「外国人旅行者受入数ランキング」において、日本(2,869万人)は12位で16位から上昇。◯2017年の「国際観光収入ランキング」において、日本(341億ドル)は11位で前年同順位、金額は上昇。◯「国際観光支出ランキング」では、日本(182億ドル)は18位で前年の16位から低下。
◯2018年の訪日外国人旅行者数は、3,119万人(対前年比8.7%増)。○2018年の訪日外国人旅行消費額は4兆5,189億円で7年連続対前年増を継続。○旅行消費額は、中国が1兆5,450億円(構成比34.2%)と最も大きい。次いで、韓国5,881億円、台湾5,817億円、香港3,358億円、米国2,893億円の順でこれら5カ国・地域で全体の73.9%を占める等、となっている。
■参考:観光省|「平成30年度観光の状況」及び「令和元年度観光施策」(観光白書)について|
http://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000386.html